〜日本ではまだラン科の着生植物の中でもなかなかお目にかかれないレアプランツ。〜
ラン科原種の一つであるシンビディオイデスはマレーシアやインドネシア、マレー半島およびスマトラ地域、標高2000mほどの高山地帯の山林が原産。ラン科の着生植物で湿度の高い密林を主に生息域としています。
シンビディオイデスは全長20cm程の小さな蘭で、茎は非常に細く楕円形の葉、万年筆の筆先にも似た白〜黄味がかったクリーム色の花びらの形状をもち、一つの茎に最大で12個の花をつける事を特徴としています。
そしてラン科の植物の魅力として欠かせない根の部分もかなり個性的です。茎、葉のつけ根より下部には袋状のティアドロップ型の水分を保つための基底部があり、そこより水分を吸収するための根が伸長している様子も非常に魅力的です。この美しい容姿はレアプランツマニアをも惹きつけて離さない魅力を放ちます。属性として"Dendrobium"デンドロビウム属に類される場合もありますが、さらに区分する為にそこから派生した”Epigeneium ”エピゲニウム属として類される場合も多くあります。どちらにしてもラン科の原種植物に変わりはありませんが、Epigeneium" エピゲニウム"とはローマ時代からのラテン語、ギリシャ語で"見たこともない"という意があり、”Cymbidioides”シンビディオイデスとは"シンビジュームに似ている"という意から来ています。
適性温度は10°c~30°c、初夏から初秋までは屋外での管理も可能ですが、直射日光には弱い性質ですので、明るい日影での管理が適しています。高山植物としての性質も持ち合わせていますので、冬の寒さには比較的ラン科の中では耐性がありますが、夏の間は出来るだけ30°c以下の風通しが良く涼しい環境で管理してください。日差しが直接とどかないリビングやダイニング、書斎等の場所が管理に適しています。
土がおおよそ乾いた状態になったら霧吹きなどを使って根の部分にお水を充分に与えて下さい。花芽が育つ生育期には、たっぷりと水やりして乾燥させないようにしましょう。秋から冬の期間は水やりの回数を徐々に減らしますが、完全に乾燥させないように注意しましょう。冬の間も根のまわりがやや乾いたら霧吹きなどを使ってやさしく充分な水を与えてください。比較的、手間のかからない育てやすいプランツです。
一つ一つそれぞれに個体差がありますが、どれも魅力的に仕立てあげてお届けいたします。シャビーなクラシックスタイルのコンポート(器)つき。順次配送。
エピゲニウム・シンビディオイデス (シンビオイデス)
原産国 マレーシア
サイズ(鉢・植物含む) 縦 約40cm X 巾 約30cm
鉢(クラシックスタイルコンポート)
材質 エポキシ樹脂/アクリル塗料
注意:写真からはお選びいただけません。
お値段は一つ(1鉢)のあたりの価格になります。
植物、器どちらもそれぞれに個体差があります事をご了承ください。
参考文献 Jardín botánico de Misuri (ミズーリ植物園) より抜粋・編集。
日本語翻訳・説明文 K-Shima
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